「彼はバツイチだけど、仕事もできて、
どんな私でも受け入れてくれる。素晴らしい人なんです。」
それなのに、彼女は少し黙り、
小さな声でこう言いました。
「……本当に結婚したいのか分からないんです。」
こんな素敵な人なのに、どうして苦しいの?
頭では「この選択は正しい」と分かっている。
でも、心が前へ進まない。

そんな経験はありませんか?
周りから見れば幸せな状況なのに、自分だけが息苦しい。
「私がわがままなのかな」
「こんなにいい人なのに」
そうやって、
自分の本当の気持ちに蓋をしてしまう人は少なくありません。
カードが教えてくれたのは、「答え」ではなく「入口」
そこで、私はカードを一枚引いてみました。
出たのは、『深呼吸』のカード。
そのカードを見た瞬間、
不思議と胸がぎゅっと締めつけられるような感覚があり、
私は思わず尋ねました。
「……結婚を考えると、息、苦しくないですか?」
私がそう尋ねると、
彼女は驚いた表情で答えました。
「実は……
整骨院でも『呼吸が浅すぎる』って言われたばかりなんです。」
私は、カードを
未来を当てる道具だとは考えていません。
カードは、その人自身も気づいていない
心や体のサインを映し出し、
「本当に向き合うべきテーマ」へ
気づくための入口だと思っています。
Re:Balanceコーチングで見えてきた、本当の理由
カードをきっかけに、
彼女との3か月間のRe:Balanceコーチングが始まりました。
「なぜ結婚が苦しいのだろう。」
「その気持ちは、いつから始まったのだろう。」
答えを急ぐのではなく、
一つひとつ
心の声に耳を傾けながら、
ゆっくり対話を重ねていきます。
私はある日、彼女に尋ねました。
「その選択は、本当にあなたが望んでいることですか?」
彼女はしばらく黙ったあと、
小さくこうつぶやきました。
「…分からない。今まで、まわりに合わせるのを優先して、
自分がどうしたいかなんて考えたことがありませんでした。」
その「分からない」という言葉は、
答えがないという意味ではありませんでした。
ずっと誰かを優先して生きてきた彼女が、
初めて自分自身に問いかけた瞬間だったのです。
話を重ねるうちに、
彼女の中にしまい込まれていた本音が、
少しずつ溢れ出してきました。
「親を安心させたい。」
「年齢的にも、この人を逃したら後悔するかもしれない。」
でも、その言葉のどれもが、
「私はどうしたい」ではなく、
「こうあるべき」でした。
さらに話を深めていくと、
幼い頃の出来事にもたどり着きました。
人前に立つことが好きだった彼女は、
ある出来事をきっかけに傷つきました。
その経験から、
「目立たない方が安全。」
「周りに合わせた方が嫌われない。」
そんな思い込みをずっと抱えたまま、大人になっていたのです。
私たちは過去の経験から、自分でも気づかないうちに
「思い込み」というフィルターをつくり、
そのフィルターを通して物事を見ています。
彼女もまた、
「嫌われないように生きる」
「期待に応えることが正しい」
というフィルターを通して、
自分の人生を選ぼうとしていたのです。
本当に向き合う相手は、自分自身だった
「どうして私は前へ進めないんだろう。」
その問いを何度も繰り返しながら、
彼女は少しずつ、
自分自身と向き合えるようになっていったのです。
本当のテーマは、
長い間見失っていた”自分自身との関係”だった
のです。
ずっと他人を優先して生きてきた心が、
「このままでは苦しいよ」
と教えてくれていたのです。
「私はどうしたい?」という問いを取り戻す
Re:Balanceコーチングでは、
「結婚する・しない」という答えを出すことが
目的ではありません。
大切なのは、
「私は本当はどう生きたいの?」
という、自分自身の声を取り戻すこと。
3か月の対話を重ねる中で、
彼女の表情は少しずつ柔らかくなっていきました。
「今までずっと、誰かの期待に応えることばかり考えていました。」
「これからは、自分が心から納得できる選択をしたい。」
その言葉を口にした瞬間、
初めに会ったときの苦しそうな表情は消え、
穏やかな笑顔が戻っていました。
3か月のコーチングを終えた頃、
彼女はこう話してくれました。
「もう『親が喜ぶから』ではなく、
自分の気持ちで彼と向き合いたいと思えて、
結婚することにしました。」と。
そして彼女は今、
自分自身の想いを大切にしながら、
結婚に向けて、準備を進めています。

人生を変えるのは「気づき」の先にある選択
私はカードを、未来を当てる道具だとは考えていません。
カードは、本音に気づくための入口です。
そして、
その気づきを人生の変化へつなげていくのが、
Re:Balanceコーチングです。
認知科学・心理学の視点をベースに、
必要に応じてカードも使いながら、
自分でも気づかなかった
「思い込み」を少しずつ
見つめていきます。
そうすると、「こうしなければ」ではなく、
「私はこう生きたい」が見えてきます。
もし今、
あなたも頭では答えが出ているはずなのに
心だけが動かないなら、
その違和感は間違いではありません。
あなたの心が、
本来の人生へ戻ろうとしている
サインなのかもしれません。
Re:Balanceコーチングでは、
認知科学や心理学をベースに、
必要に応じてカードも活用しながら、
一人ひとりのペースを大切にした
マンツーマンの対話を行っています。
自分自身としっかり向き合う。
誰かが決めた「正解」を選ぶ人生ではなく、
あなた自身が心から納得できる人生を歩むために。
その違和感を一人で抱え込まずに、
まずは一緒に見つめてみませんか。