今NHK大河ドラマ「西郷どん」が放映されていますね。
江戸城無血開城や明治新政府樹立など明治維新に最大の功績を残した西郷隆盛さんは、尊敬する歴史人物のひとりですが、
知れば知るほど抜きん出た人格者で感銘します。
私が好きな西郷さんの名言を旧荘内藩主がまとめた南洲翁遺訓からひとつ紹介します。
人を相手にせず
天を相手にせよ
天を相手にして
己を尽し
人を咎めず
我が誠の足らざるを尋ね可し
現代語直訳すると
「人を相手にしないで、常に天を相手にするように心がけよ。
天を相手にして自分の誠(真心)を尽くし、
決して人を咎めるようなことをせず、
自分の誠(真心)の足らないことを反省せよ」
私なりに解釈したいと思います。
「人を相手にせず 常に天を相手にせよ」
世の中色々な人がいます。
世間は好き勝手言います。それに惑わされてはいけない。
周りの意見に翻弄されては自分らしさを見失う。
常に人ではなく、天(お天道様・神様・高次元・無私の心)から見てどうか考える。
「天を相手にして己を尽し」
天から見て恥じない、真心を込め高潔な人力を尽す。
「人を咎めず」
人を(愛なしに)決して咎めてはいけない。
「我が誠の足らざるを尋ね可し」
常に自分に何が足りなかったことはないか客観的に省みる。
実は反省が一番難しく、一番必要なこと。
だが決して己を責めるのではない。
自分の過ちにいかに気付き、改められるか。
これらの教えが自己成長、成功者へと繋がるのではないでしょうか。
西郷さんが先駆者となって明治維新を盛り立て、不安定だった日本国を維持し、
後世の私たちが皆平等に平和に過ごせているのもの西郷さんのおかげと言っても
過言ではないのではないでしょうか。
鹿児島市西郷隆盛銅像